その後の石巻、南三陸。

石巻の日和山公園からの眺望。

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中継で白い工場服で行列して登って避難して来られた、あの階段です。
震災映像では下段踊り場まで家々が押し流されていました。
こう見ると相当な高さまで津波が押し寄せて来たことが改めて認識されます。

右は中央のお寺が今も残っています。海辺の大きな工場と煙突は全て解体されありません。

南三陸防災庁舎(南三陸役場)/結婚式場

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写真からは何も伝わらないと思います。しかし現場では今もお焼香、卒塔婆が立ち、さぞ無念であったろう方々に生きているものからのせめてもの思いが充満していました。

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今の南三陸町はまるで湾岸の開発現場を見ているように何もなく過去は何も感じられません。
この防災庁舎と隣接する結婚式場だけが現存する過去の記憶です。
しかしこのパネル(さんさん商店街)によってこれだけの街がかつてそこにあった
ということが唯一認識されるのです。(こんなに家々がありました、街がありました)

私共に防災庁舎の保存・撤去についてコメント出来る立場にないことがよくわかります。
またあらためて震災映像などを見ると、その出来事の重さと生者の使命を感じます。